「世界難民の日」企画展 クルド人の迫害

2023年6月16日(金)~20日(火)
10:00~18:00(最終日は17:00まで)
Mギャラリー(埼玉県川口市幸町3-1-15-G)
入場無料


日本国内には迫害や紛争から逃れてきた多くの難民申請者が暮らしています。
しかし、日本の難民認定率は極めて低く「難民鎖国」と揶揄されているのが現状です。
埼玉県南部に暮らすクルド人の多くも、出身国のトルコで長らく迫害されてきました。
本展ではクルド人の迫害の歴史と現状について考える資料・写真を展示します。


「世界難民の日」企画展 クルド人の迫害


6月20日は「世界難民の日」です。
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は2022年5月、難民や避難民となった人の数が1億人を超えたと発表しました。
世界各地から紛争や迫害を逃れてきた人が日本国内に大勢います。しかし、日本の難民認定率は非常に低いままです。
埼玉県南部の川口市・蕨市にはトルコ政府の迫害から逃れてきたクルド人が2000人ほど暮らしており、ほとんどの人が難民申請をしています。クルド人が来日してから20年以上になりますが、札幌高裁での勝訴判決(2022年)を受けて認定された1人を除いて、誰も難民として認められていません。
日本の難民認定率が低い理由の一つは「個別把握説」です。これは「出身国の状況にかかわらず、難民申請者自身が迫害主体から個別的に把握されて迫害の対象とされていなければ難民該当性を認めないとする考え方」(日本弁護士連合会)です。本来、難民認定申請者の出身国に関する情報「出身国情報」は、難民認定において不可欠の要素ですが、日本では考慮されていないのです。
このような状況を踏まえ、私たちはトルコ国内におけるクルド人の迫害の歴史と実態を知ってもらいたいと考え本展を企画しました。埼玉で暮らす在日クルド人の背景を知り、共に生きていくことを考えるきっかけとなれば幸いです。

■トルコ軍の爆撃から逃れる市民たち


〈撮影〉Refik Tekin(レフィック テキン)
トルコ、ハッキャリ県生まれ。「クルディッシュレポート新聞」などでカメラマンとして勤務した後、IMC TVディヤルバクル支局に勤務。2015年、ジズレ市内で取材中にトルコの治安部隊に銃撃される。負傷しながらも撮り続けた映像はトルコ・ジャーナリスト協会(TGC)の報道の自由賞を受賞した。

会場 Mギャラリー


〒332-0016 埼玉県川口市幸町3-1-15-G  ※地図掲載
お問い合わせ 在日クルド人と共に
TEL 048-242-5452  E-mail mail@kurd-tomoni.com
https://kurd-tomoni.com/

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