ますいいリフォーム/リノベーション作品事例
・オリジナル造作キッチンリフォーム/リノベーション
・薪ストーブのある広々とした吹き抜けリビングにリフォーム/リノベーション
「南生田のリノベーション」では、築42年、祖父母の住んでいた住宅を譲り受け、5年前と今回、二度にわたってリノベーションを行いました。現在の住まい手のライフスタイルに合わせ、大きな吹き抜けを作り、間取りを大幅に変更しました。部屋の中心に設置した薪ストーブを囲んで、自分たちらしい生活がスタートしました。
↑ルームツアー
↑お客様との対談オンラインイベントを実施
・体にやさしい国産木材や自然素材を取り入れたカフェ住宅をリフォーム/リノベーション
要望は、使えるものは残す事、住みながらお店が出来るにして欲しい、という事であった。建物南側には豊かな庭があり、庭と建築が一体となった住環境を目指した。
既存の欄間や竿縁天井を残し、かつての室としての雰囲気を感じられるスペースと、それらの間にある、光と風の通る、庭と繋がった新規の動線スペースにより、全体を再構成した。
さらに開口部や間仕切りを調整することで庭への視線の抜けを作り、緑、光、風を感じられるように場を仕立て直した。雨水タンクやパーゴラも作り、庭と一体となった暮らしが展開する。
・昭和住宅の良さを生かしたレトロおしゃれなリフォーム/リノベーション
民家のリノベーションは学びがたくさんある
ますいいでは、全てを新しくするのではなく、昔の技術や材料の美しさを残しつつリフォームをしていくことで味わいのある空間となりました
例えば、組子や欄間など昔の職人さんの高い技術が感じられる建具など。本当に美しく、学びの連続です。
こうした尊敬すべき技術は、綺麗に残しつつ、床に土間を取り入れたり、無垢材のフローリングに張り替えたりしています。
また、こちらのお家は、タイル貼りや塗装などたくさんのdiyに挑戦していただきながらリノベーションをしました🌱
・コンクリートが剥き出しのインダストリアルリビング空間へへリフォーム/リノベーション
webマガジントコシエ取材いただきました
お部屋の様子を素敵にご紹介いただいてます
https://tokosie.jp/renovation/24474/
・こだわりのタイルでおしゃれで清潔感あふれる明るいキッチン、洗面リフォーム/リノベーション
埼玉県川口市のマンションリフォーム
まずは部屋の入り口に木製の棚とグリーンの壁一面がお出迎え
棚は、下駄箱などの実用的な面もありつつ、ディスプレイをして家の個性を出せる、ウェルカム空間ともなっています
リビングは、木製スライド扉でお子様のスタディルームとリビングを緩やかに分け、つながりつつもプライベート空間になるようになっています
さらに、一面窓は、障子に。おしゃれな空間でありながら、落ちつく和の雰囲気も残しました
照明はギャラリーのようなスライド式の照明です
キッチンと洗面の北欧タイルは、お施主さんが選び、セルフビルドしました
ブルーとグレーとグリーンの色がこの部屋のアクセントになっています
お風呂の入り口方向を変え、お風呂場と脱衣所とランドリールームが合体したお部屋ができました
お風呂に入り、洗濯をし、お洋服を片付けられる
家事導線がスムーズな空間となっています
・築150年古民家改修
この住宅はクライアントのご主人のご実家として使用されていた築150年ほどの古民家です。建てられてから100年ほどで曳家に伴う大きな改修工事を行い、その後も家族構成の変化に応じて増改築を繰り返してきました。新しいプランのLDK、洋室2・3および水回り部分が増築されたところですが、この工事は材料の不足などの厳しい状況の中おこなわれたのか、梁が柱に届いていなかったりといった非常に混沌とした状況でした。それに対して、洋室1、和室、ホールの100年前に作られた部分は、曳家の際に小屋組が少し複雑な状況にされてしまっていたものの、柱や梁は古民家らしい大断面のしっかりとした古材で構成されており、とても見応えのあるものでした。ホール上部にある四本の見事な丸太梁は、吹き抜けにして化粧で見せることとなりました。この建物は平家ですが昔は一部2階の床があったような痕跡もありました。事実、小屋組の高さは2階建ての屋根の高さを有に超えるほど高いものです。これだけ高い小屋組の上に立派な瓦が葺いてあるのですがら相当重い屋根として構造の補強を行わなければなりません。
構造に関しては「大工塾」を運営し、伝統工法を科学的に立証してきた木造構造設計の第一人者、山辺豊彦さんのご指示を仰ぎました。補強のポイントは以下の点です。
・耐力壁として利用できる柱・梁の軸組を作る。
・曳家の際に作られたしっかりとした基礎を利用して新たな間取りに対応した基礎を作る。
・不足する耐力壁を増やす。小屋組も2階建てのように耐力壁で補強する。
・24ミリ合板を用いて屋根から耐力壁への力の流れを整える補強をする。
耐力壁として利用できる柱・梁の軸組を作る
打ち合わせを行い希望のプランを作成したら、主な軸組となる構面のチェックを行い、欠損が多すぎる柱や断面積の不足する梁などの補強計画を行いました。不要な間仕切り壁となった差鴨居を撤去してできた柱の断面欠損部分などでは柱を入れ替えたり、既存の柱に添え柱を設置しました。昔は大断面の材料が手に入りにくい時もあったのでしょう。梁の断面が不足するところやそもそも梁が存在しないところなどがたくさんあります。そのような場合は、現場で継手を作ったり、金物を利用したりして新しく檜の梁を設置しました。新設の梁は吉野から取り寄せた檜です。古民家の場合、部材の断面が大きく重量が重いこと、既存部材に欅などの堅木が多くねじれなどが発生しやすいことから、杉ではなくより強度の高い檜の梁を使用します。
曳家の際に作られた基礎を利用して、新たな構面に対応した基礎を作る
希望のプランを実現するために新たに壁を作ったところ、つまり新しい構面になるところには筋交が入りますが、その下にはしっかりとした基礎がなければ、地震力を適正に伝えることができません。地震発生時に建物に加わる力は、流れるように伝達して、基礎を通して地面まで伝わる必要があるのです。
この建物には曳家の際に作られたベタ基礎がありました。この基礎がしっかりとしたものであればそのまま利用できます。曳家工事の際に作られた基礎に鉄筋が入っているのか、その太さやピッチはどれくらいかを実際にはつり調査を行い確認したところ、ベタ基礎部分にも立ち上がり部分にも適正な鉄筋が確認できました。そこで既存の基礎にケミカルアンカーを打ち込み、新しい構面ができる壁の下部に基礎を一体化させるように新設しました。縁側だった建物外周部は、御影石の束石に穴を開け鉄筋を貫通させ一体の立ち上がり基礎を作りました。これで地面まで力を流すことができる状態が完成したのです。
不足する耐力壁を増やす。小屋組も2階建てのように耐力壁で補強する。
ここまでできたら、いよいよ耐力壁を作ります。檜の筋交を入れられるところは通常の木造住宅のように筋交を入れ金物で固定していきます。丸太などの部材で筋交がうまく入らない場合は、受け材を設置して合板による耐力壁を作ります。梁と差鴨居の間にある1mほどの束が立っている部分も同じように筋交を施工しています。小屋組はさらに高く続きますが、その上の段にも、さらに上の段にも同じように筋交や合板を用いて耐力壁を構成しました。地震力はこの連続する筋交面を伝達して最終的には地面まで到達します。この連続性を作ることが何よりも大切です。
24ミリ合板を用いて屋根から耐力壁への力の流れを整える補強する
プランの関係上、小屋組の構面と1階間仕切り壁の構面がズレるところが発生してしまいました。具体的には図の矢印の部分です。ここでは小屋組を支えるための力を24ミリ合板で作った水平構面を通して、1階の間仕切りまで伝え、そこから基礎・地面へと伝えるようにしました。古民家では和室の周りに縁側がある場合が多いですが、この手法を用いれば縁側の外部に筋交を設け、内側に乗る瓦屋根の受ける地震力を支えることができるようになります。
その他
プランに合わせて柱を抜いた部分では、その柱の両側にある柱に添え柱を建て、そこにあらかじめ梁をかけた後に、その梁の上、抜く柱と同じ位置に束を建てた後に、柱を抜きました。こうすることで、柱を抜いても上部屋根構造を痛めることなく新たな力の流れを生み出すことができます。もちろん不意の地震などに対抗するため、上部屋根構造の荷重を分散させたり、動きを拘束するための補強を行なったことは言うまでもありません。
この計画では、木舞土壁を落とし、新たに木ずり土壁を採用しました。こうすることで筋交を適正に施工することができるだけでなく、充填断熱も施工できます。古民家という古い意匠を受け継ぎながらも、今の時代に合わせた快適な暮らしを実現するための工夫を実現することを目指しています。
文章:増井真也(執筆:別冊67号「民家の再生と創造④」)
・築50年の木造住宅をシェアハウスにリフォーム/リノベーション
となり合う東西2つの築50年の木造住宅を、8人のシェアハウスに改修しました。
「醸す家」と名付けられたこの家は、醸造文化をテーマにつくり手が情報を発信するための拠点という顔も持っています。
住人や訪問者が味噌づくりや酒の試飲などを通して交流するためのラウンジを、仕切壁をすべてなくした東棟の2階部分に設けました。
IHテーブルを囲んで料理、食事、洗い物が有機的に行える「みんぐる」キッチンも住人を緩やかに結ぶ仕掛けとしてラウンジの中央に置かれています。
古い家を部分解体した際に痛みの激しかったたくさんの大きな出窓は、改めて考えるとこの時代の住宅の大きな特徴に思え、頑丈に補強して各個室の象徴となるように部屋を配置しました。
この家をとりまく川口本町の路地の持つ魅力を意識的にとどめたいというお考えにより、ラウンジの外にあるテラスから、屋根伝いのようなウッドデッキで西棟まで伸びてゆき、住まい手がお互いの気配を意識しながら、路地裏からひょっこり個室に潜り込むような、街をめぐるような雰囲気を大事にしました。