セルフビルド/DIYで家を作る 塗装編
2021.02.252021.03.08目次
- 壁のペイント
- 木材を長持ちさせる蜜蝋ワックス
- 木材の深み、伝統的な柿渋塗装
- お問い合わせ
壁のペイント
〜 ポーターズペイント 〜
masuiiで内装材の仕上げによく使っているのが、ポーターズペイント塗料です。
オーストラリアで生まれた体に優しい水性ペイントで、
世界中から取り寄せた最高の素材による原材料から朝食に至るまで、
全て自社スタッフによるハンドメイドで製品化しており、
ペイントの質にレベルの高いこだわりを持っています。
仕上げも専用のイノシシの印毛を使って塗り、
独特の風合いや表情がでるのが特徴です。
白い壁の空間の中で、一面だけ薄いグレーの壁色を塗りました。
空間全体を締める中でのアクセントとして、とても落ち着いた雰囲気となっています。
〜 CHALK BOARD PAINT 〜
ペイントしただけで黒板になる「黒板塗料」です。
チョークで書いたあとは、布で拭き取るだけで綺麗になります。
黒だけでなく、色のバリエーションは全18色。
子供部屋の壁を楽しいお絵かきのキャンバスに、
リビング・キッチンの壁をメニューボードとして使うことができるようになります。
ぜひ、セルフビルドとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
木材を長持ちさせる蜜蝋ワックス
masuiiで手がけている住宅として、木造住宅の例が多く挙げられますが、
自然素材の木を長持ちさせるために様々な工夫が施しています。
未晒し蜜ロウワックスの塗膜は「蜜ロウ」というやわらかなロウで膜をつくるため、
木ならではの働きをそのまま生かします。
また、木の内部にエゴマ油が浸透することで、木目が深くなり経年と共に木に表情がでてきます。
木材の深み、伝統的な柿渋塗装
柿渋(かきしぶ)は、渋柿の青い未熟果を潰し、圧搾してできる液体を発酵させて作られており、
壁をラワン合板や、シナ合板で仕上げる時に使うことをおすすめしています。
柿渋の色は褐色、独特の匂いを持っているのが特徴ですが、
木・布・紙と等の染料や補強材・防腐剤・防水剤として使われている
日本の伝統的なものです。
柿渋の歴史は長く、日本では平安時代の下級侍が来ていたとされる「柿衣」
の染料として日本における長い歴史を持っています。
「みます柿渋」を2倍希釈で2回塗り
「みます特選柿渋」を2倍希釈で2回塗り
「みます生渋」を2倍希釈で2回塗り
塗装後10ヶ月/塗装後8ヶ月/塗装後2ヶ月
塗装後10ヶ月/塗装後8ヶ月/塗装後2ヶ月
塗装後10ヶ月/塗装後8ヶ月/塗装後2ヶ月
柿渋を重ねて塗ることで、木材の耐久性を保つとともに、
木材の色の経年変化を楽しむことができます。
自然塗料なので、人体にも無害で、人や環境にやさしい安全な塗料なのです。
ぜひセルフビルドとして取り入れてみてはいかがでしょうか。