ひさとよさんの暮らし方(ますいい通信5 2022年掲載)

埼玉県上尾市の家(2021年完成)は、ご夫婦2人と猫2匹(トコちゃんとローちゃん)との暮らし。マクロビの食事を中心に、身体に優しい生活をされています。

八溝杉や栗の木をふんだんに使い、木の香りが心地よく、思わず深呼吸したくなります。
どの部屋からも庭が見られるようにと、「への字型」の家。庭が家を包み込むように配置され、どの部屋の窓からも、庭の景色を楽しむことができます。
「ポール・スミザーさんの庭づくりの考えが好き」という奥様。自然の生態系や環境に馴染む庭造りを目指しています。シンボルツリーの桂の木を中心にしてさまざまな植物が育っています。

猫と庭との時間を大切にする暮らし

ご夫婦が好きな時間は、庭に遊びに来る鳥や蝶などを目で追っている猫のトコちゃんやローちゃんを見ている時。
ソファーでもあり階段でもあるデザイン階段に腰掛け、庭を眺め、猫とくつろぐ時間を大切にされています。

南に面した大きな窓にキャットウォークを旦那様が制作。
その横には、ご夫婦の読書スペース。お庭や薪ストーブが吹き抜けから見下ろせるので、緩やかな繋がりを感じながら過ごすことが出来ます。

1F玄関の左側に旦那様のためのDIYスペースがあります。工具やキャンプ道具が並ぶ様子はまさに理想の隠れ家。
1Fの食器棚や掃除用具棚、2階のキャットウォーク等をDIY。完成度の高さに驚くばかりです。

旦那様がDIYが制作した食器棚。見せ収納で、とても使いやすそうですね。
この夏は、植物の棚などを作ることが多いのだとか。植物が雨風で倒れないように、蔓草が伸び伸びと成長できるようにと、さまざまな工夫がされています。

お庭のお花も野菜も水とかバーク堆肥とか自然のものを虫が来るのもあえて何もしないそうすると植物からフェロモンが出て違う虫が来て、その虫を食べてくれる

インタビュー動画

おざきさんの暮らし方(ますいい通信4 2021年掲載)

家族とアートと工芸が溶け込む暮らし

アートや工芸や骨董を惜しみなく使ったり、作ることを楽しんだり、家の余白を楽しむアトリエのような家。

横浜市港北区の家(2017年完成)は、ご夫婦とお子様の3人暮らし。
四方を建物に囲まれた旗竿地に建てられていますが、家の中に降り注ぐ光が心地よくデザインされています。
やわらかい光が降り注ぐ室内は、アート作品や民芸品や骨董品がさりげなく飾られていたり、 使用されたりしています。

現代美術の画集を、まるで絵本のように楽しそうに見る4歳のお子様の笑顔。
アンティークの薬箱で家族3人で薬屋さんごっこをする様子。
心から良いと感じられるモノに囲まれ、惜しみなく使い、それが日常生活になっていました。まるで生活そのものがアトリエのような暮らしです。

奥様の一番のお気に入りの場所は階段スペース。
吹き抜け階段に旦那様の作品を飾ったり、 絵や彫刻や植物などを飾ったりするのが好きな時間。

「生活しながら作っていける余白がたくさんあることが楽しい」と旦那様。
子供室の階段ダンス、寝四 の収納付きベッド、ベンチ、ブフンコ。息子さんも一緒に作ることがあるのだとか。

つがいさんの暮らし方(ますいい通信3 2020年掲載)

緑とストーブと家族の時間
ストーブの揺れる火をじっくりと眺めたり 庭の植物を眺めたり
生命力あふれるものに常に触れていられる家

埼玉県緑区の家(2016年完成)は、ご夫婦とお子様の4人で暮らしています。物語に出てくる、森の中に佇む一軒の小屋のようなお家。
お部屋のどこにいても、視界のどこかに緑が取り込まれるように窓を配置。
子供達は、庭にいる鳥や動物や虫に話しかけたり、お庭で育てた果物や野菜をおやつにすることも。
楽しくのびのびとした時間が流れているすてきな暮らしです。

大きな緑地帯と庭に包み込まれるように、片流れの下屋と5角形の大屋根で構成された特徴ある形の建物が建っています。

素敵なご家族の笑顔

取材中、お兄ちゃんの、クイーンのピアノの演奏と歌声、妹さんの絵本の音読。本当に素晴らしくて、聞いていて涙が出そうになりました。
のびのびと感性豊かなお子様たちの様子とご夫婦の素敵な暮らしぶりは、このご家族の笑顔のお写真から伝わるのではないかなと思います。

コロナ禍で、自宅勤務が続いても、ストレスを感じなかったと言う旦那様。リビングやお庭で緑を見ながらお仕事をされていたそうです。

ご夫婦で、DIYを楽しまれています。子供部屋には、林檎箱を積んで作った棚が。その他に、椿や竹の枝で作った物かけなども。

ちひろさんの過ごし方(ますいい通信2 2019年掲載)

バレエスタジオとアトリエ
リラックス出来る緑溢れる空間で、表現をしたり、アートに触れたり
する事で、ゆったりとおもいっきりアート体験ができます!!

スタジオ*千ひろば(2014年完成)は、いきいきArt(臨床美術)教室のお部屋と解放感のあるバレエ・ヨガスタジオがあります。
ドアを開ければ広い空間としても使え、舞台のようになります。Artの作品展やコンサートの開催。音がとてもきれいに響くことから、コーラスのお教室にも利用されています。
認知症ご本人も!障がいをお持ちの方も!子どもも大人も!!誰もがおもいっきりアートを楽しめる場となっています。

ちひろさん
いきいきアート「スタジオ*千ひろば」を主宰
(臨床美術士/元小学校教員認定心理士)

Library・cafe
「自分の時間」をゆったりと過ごせる場にと、アトリエの前の空間を改装計画中です。

Atelier
メジロやハトなどの鳥、ふきやのびろやユリなど季節の植物をのんびり眺められます。

Entrance
みかんの葉の色の黄緑や若葉の色に近いレモンイエロー。生命力溢れる色が迎えてくれます。

きむらさんの暮らし方(ますいい通信1 2018年掲載)

家のものは大体が手作り
<家づくりをきっかけに、作ることを楽しむように
カーテンは奥様が手縫い、木工は旦那さまが手作り>

北の常緑ハウス(2011年完成)は、夫婦と娘さんの3人家族が暮らす住宅。
美しい緑道の景色を取り込んだリビングの大空間は、まるで避暑地に旅行に来たかのような気持ちに。
きむらさんは、ますいいで体験したセルフビルドをきっかけに、8年の間に、様々な「くらしの道具」を作られてきました。
家の中の一つ一つに、家族への愛情、作る楽しさが満ち溢れています。

奥様が作られたお風呂場のカーテン

写真右 きむらさん
北の常緑ハウスのご主人と
ご自宅の中にはきむらさんの自作の家具がいっぱいでした。素敵な暮らしぶりに、話が広がります

娘さんの集める石を入れる宝石箱をDIYで作られました
娘さんのランドセルやお勉強の道具などを入れる棚もDIYです
尻尾のついた椅子は「どうぞの椅子」という絵本からイメージして作られました。こちらもDIYです。

自転車置き場
3ヶ月かけて作った木組の自転車置場。「これが一番の力作です」ときむらさん。

玄関にも工夫がいっぱい
靴置き、洋服掛け、靴ベラさしなど。様々なところに住みやすくするための工夫が自作してあります。